英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が「グラモフォン・アワード2020=Gramophone Classical Music Awards」の授賞作を発表した。賞は1977年の創設で、前年1年の録音が対象。クラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ。「グラモフォン」誌の批評家などを中心に、放送局や音楽業界のさまざまなメンバーによって選出されている。受賞者は以下の通り。
……… 年間賞
[Artist of the Year]イゴール・レヴィット(ピアノ)
[Concept Album]フロム・ザ・グラウンド・アップ ~ ザ・シャコンヌ
=ヒューゴ・ティチアーティ(ヴァイオリン)、オー・モダーン・チェンバー・オーケストラ
[Label of the Year]Alpha Classics
[Lifetime Achievement]イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
[Orchestra of the Year]フィラデルフィア管弦楽団
[Special Achievement]ロベルト・フォン・バー
[Young Artist of the Year]ナタリア・ロマニウ
[Beethoven 250]ピアノ協奏曲第5番《皇帝》、第2番
=マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ)、アンドルー・マンゼ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
……… 録音賞
[Chamber]バルトーク:ピアノ五重奏曲 / ヴェレシュ:弦楽三重奏曲
=ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)、ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ニコラ・アルトシュテット(チェロ)、バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)、カタリン・コカシュ(ヴィオラ)、アレクサンダー・ロンクィッヒ(ピアノ)
[Choral]バッハ:マタイ受難曲
=鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン
[Concerto]ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
=ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)、エリム・チャン指揮ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
[Contemporary]トーマス・アデス:ピアノと管弦楽のための協奏曲/死の舞踏
=キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)、クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)、マーク・ストーン(バリトン)、トーマス・アデス指揮ボストン交響楽団
[Early Music]ジェズアルド: マドリガーレ集第1巻&第2巻
=ポール・アグニュー指揮レザール・フロリサン
[Instrumental]ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
=イゴール・レヴィット(ピアノ)
[Opera]ヘンデル《アグリッピナ》全曲
=マクシム・エメリャニチェフ指揮イル・ポモ・ドーロ、ジョイス・ディドナート(ソプラノ)、フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー)、他
[Orchestral]ヴァインベルグ:交響曲第21番『カディッシュ』、第2番
=ミルガ・グラジニーテ=ティーラ指揮バーミンガム市交響楽団、クレメラータ・バルティカ、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、他
[Recital]『恋の相手は…』19世紀フランスの管弦楽伴奏付歌曲集
=サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、ジュリアン・ショヴァン指揮ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ
[Solo Vocal]ヤナーチェク:歌曲集『消えた男の日記』
=ニッキー・スペンス(テノール)、ヴァーツラヴァ・ホウシュコヴァー(メゾ・ソプラノ)、ヴィクトリア・サメク(クラリネット)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
写真:Gramophone
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