バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが新型コロナウイルス検査で陽性反応

2020/03/15

バーミンガム市交響楽団(City of Birmingham Symphony Orchestra)は音楽監督を務めるミルガ・グラジニーテ=ティーラ(Mirga Gražinytė-Tyla)が新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを発表した。

ミルガはリトアニアの首都ヴィリニュス生まれの33歳。昨年、女性指揮者として史上初めてドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)と専属契約を結んで話題を集めた。

目下、二人目の子を妊娠中で8月に出産の予定。未婚でパートナーの名前は公開しておらず、最初の男の子は2018年8月に生まれている。

バーミンガム市響では2016年にアンドリス・ネルソンスの後任として音楽監督に就任、昨年の契約延長で、任期は2021年まで伸びている。オーケストラによると、自宅で静養中という。

新型コロナウイルスの感染拡大でヨーロッパ大陸の国々では大規模イベントの開催が制限され、音楽イベントが次々にキャンセルされているが、英国ではこれまで通り公演が続いている。

写真:BBC / City of Birmingham Symphony Orchestra / Chris Christodoulou

関連記事

  1. ウィーン発 〓 ウィーン響の首席客演指揮者にフランスの若手マリー・ジャコー

  2. ライプツィヒ発 〓 市立オペラが新制作の《ローエングリン》でカタリーナ・ワーグナーの新演出を断念、コロナ禍でリセウ劇場との共同制作進まず

  3. ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラが5月17日、新制作の《皇帝ティートの慈悲》で再開場へ

  4. グラナダ発 〓 国際音楽舞踏祭は開催へ

  5. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が中止を発表、開幕延期はかなわず

  6. 訃報 〓 ケネス・ウーラム(83)英国のテノール歌手

  7. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  8. ロンドン発 〓 英国政府が定例の新年叙勲者を発表、アントニオ・パッパーノらが叙勲

  9. ロサンゼルス発 〓 ボチェッリのコンサート映画『アンドレア・ボチェッリ30 – ザ・セレブレーション』が完成

  10. ムンバイ発 〓 2024年の「オペラリア」は米国のソプラノ歌手キャスリーン・オマラ、中国のバス・バリトン歌手ル・ブが優勝

  11. ロンドン発 〓 夏の音楽祭「BBCプロムス」が2022年の公演ラインナップを発表

  12. ベルゲン発 〓 ペトレンコ、ベルゲン・フィルのコンサートを「深刻な健康問題」でキャンセル

  13. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  14. 訃報 〓 ティト・デル・ビアンコ(88)イタリアのテノール歌手

  15. 東京発 〓 紀尾井ホール室内管弦楽団の次期首席指揮者にトレヴァー・ピノック

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。