フィンランドの指揮者ハンヌ・リントゥ(Hannu Lintu)が薬物関連犯罪で起訴された。フィンランド国営放送(YLE)が報じたもの。罪状の詳細はまだ公表されていないが、被告はリントゥ一人という。 リントゥは現在、56歳。フィンランド国立オペラ・バレエ団、ポルトガル・リスボンのグルベンキアン管弦楽団の首席指揮者を務めている。
現地の報道をまとめると、犯行は2023年11月7日、フィンランド南部ヴァンターで発覚したという。フィンランド国営放送はリントゥに電話取材しており、本人は睡眠薬の郵送注文に関するものと推測。その件が検察側に指摘されていることは知っていたが、検察官が起訴の決定を下していることは知らなかったという。
取材に対してリントゥは「私は愚かで、睡眠薬を郵便で注文し、それが空港の税関に置き去りにされた」と語り、2020年に新型コロナウイルスの流行が始まって以降の、過去の睡眠薬使用については認めている。同時に「私は麻薬とは無縁です」ときっぱり。
写真:Boston Symphony / Hilary Scott
ヘルシンキ発 〓 指揮者ハンヌ・リントゥに睡眠薬をめぐる疑惑?、フィンランド国営放送
2024/04/13
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