セビリア発 〓 セビリア王立交響楽団の次期芸術監督にマルク・スーストロ

2021/03/14

スペインのセビリア王立交響楽団(Real Orquesta Sinfónica de Sevilla)が次期芸術監督にフランスの指揮者マルク・スーストロ(Marc Soustrot)を迎えると発表した。2014年からその任にあったジョン・アクセルロッドの後任で、任期は2021/2022シーズンから3年。

スーストロはフランス・リヨン生まれの71歳。トロンボーンとピアノを学び、パリ国立高等音楽院でマニュエル・ロザンタールに指揮を学んだ。ロンドン交響楽団でアンドレ・プレヴィンのアシスタントを務め、1975年のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝している。

その後、フランスの国立ロワール地方管弦楽団(1976-1994)、ドイツのボン・ベートーヴェン管弦楽団(1995-2003)、オランダのブラバント管弦楽団(1996-2006)、スウェーデンのマルメ交響楽団(2011–2019)を歴任している。

セビリア王立交響楽団は1990年の設立で、セビリアのマエストランサ劇場を本拠地としている。歴代の音楽監督には、ヴィェコスラフ・シュテイ、クラウス・ヴィーゼ、アラン・ロンバール、ペドロ・アルフテルがいる。

写真:Malmö SymfoniOrkester


関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ウィーン発 〓 指揮者のベルトラン・ド・ビリーが国立歌劇場の名誉会員に

  3. リエージュ発 〓 ワロン王立オペラが新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  4. パリ発 〓 ハーディングの後任にクラウス・マケラ、パリ管の次期音楽監督

  5. ロンドン発 〓 ユロフスキ指揮の《ニーベルングの指環》通し上演を断念、ロンドン・フィル

  6. イエナ発 〓 指揮者のシモン・ガウデンツが音楽総監督を務めるイエナ・フィルとの契約を延長

  7. 東京発 〓 都響の新たなコンサートマスターに水谷晃

  8. ロンドン発 〓 「オペラ・アワード」が2022年の年間賞のノミネートを発表

  9. ボン発 〓 若手指揮者のヨエル・ガムゾウが活動の半分を新作初演に当てる新しいオーケストラを創設

  10. フランクフルト発 〓 市立歌劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発、新制作が11も

  11. ワシントン発 〓 ナショナル響がロンドン響のレーベル「LSO Live」からアルバムをリリース

  12. ロンドン発 〓 グラインドボーン音楽祭も開催断念、ストリーミング配信をスタート

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場に続いて、ウィーン・フィル主催の舞踏会も中止

  14. コロラドスプリングス発 〓 フランスの指揮者クロエ・デュフレーヌがコロラドスプリングス・フィルの音楽監督に

  15. ベルリン発 〓 ムターがフェイスブック上で新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。