ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが公開書簡でメトロポリタン歌劇場経営陣に苦言

2021/02/27

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)が24日、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の経営陣がオーケストラ・メンバーら職員に対して給与の支払いを停めていることに苦言を呈する公開書簡を発表した。要約、原文は以下の通り。


親愛なる皆様、

世界は見守っています。2020年4月1日以降、メトロポリタン歌劇場からの給料がないため、歌劇場オーケストラのメンバーの30%はニューヨーク市での生活を維持できなくなりました。危機が長引きにつれて、この数は増える可能性があります。
メトロポリタン歌劇場の世界的な評判とニューヨーク市の文化的な景観は、このレベルのアーティストの喪失によって壊滅的な打撃を受けるでしょう。このオーケストラは、世界で最高のプレーヤーの何人かを迎えています。これらのミュージシャンは、世界に素晴らしいオペラの感動を伝えるだけでなく、文化的および経済的な影響を及ぼします。彼らは教師であり、メンターでもあります。彼らは、人生のあらゆる分野や段階の人々に刺激を与えることで、彼らが住むコミュニティに貢献しています。

オーケストラのメンバーは、歌劇場のマネージメントからより多くの擁護と政府からの支援を必要としています。手遅れになる前に、この文化的荒廃にもっと注意を払う必要があります。私たちウィーンフィルハーモニー管弦楽団の同僚や友人は、メトロポリタン歌劇場が今後のプログラミング活動に歌劇場のミュージシャンを含める方法を見つけることができることを望んでいます。

ダニエル・フロシャウアー
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団楽団長

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Dear Ladies and Gentlemen,

The world is watching. 30% of the members of the MET Orchestra can no longer sustain a living in New York City due to being faced with no salary from the Metropolitan Opera since April 1, 2020. This number will likely climb higher as the crisis continues. The Met’s global reputation and the cultural landscape of New York City would be devastated by the loss of artists of this calibre – this orchestra hosts some of the best players in the world. These musicians have a cultural and economic impact beyond that of bringing great opera to the world; they are teachers and mentors too. They contribute to the communities they live in by inspiring people in all areas and stages of life.

The members of the orchestra need more advocacy from their management and support from the Government. There should be more attention on this cultural devastation before it is too late. We as colleagues and friends from the Vienna Philharmonic hope that the Metropolitan Opera can find ways to adapt and include their house musicians in their programming efforts going forward.

Daniel Froschauer
Vorstand der Wiener Philharmoniker


写真:Vienna Philharmonic Orchestra


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