トリノを本拠地とするRAI国立交響楽団(Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI)が3月5日、スペイン・ツアーの中止を発表した。新型コロナウイルスのヨーロッパ最大の感染地となっているイタリア政府の方針に従ったもの。
首席指揮者のジェームズ・コンロン(James Conlon)に率いられた今回のツアーは、11日から15日かけて、マドリッド、アリカンテ、ムルシア、オビエド、サン・セバスチャンを回る予定だった。
ツアーにはヴァイオリンのマイケル・バレンボイム(Michael Barenboim)が帯同。モーツァルトの歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲とヴァイオリン協奏曲第1番、マーラーの交響曲第1番《巨人》というプログラムが組まれていた。
また、ツアー前に5日と6日に予定されていた本拠地でのコンサートも中止された。
写真:Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI
トリノ発 〓 RAI国立交響楽団がスペイン・ツアーを中止
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2020/03/05
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