ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(Royal Concertgebouw Orchestra)が次期首席指揮者にフィンランドの指揮者クラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)を迎えると発表した。
首席指揮者への就任は2027/2028シーズンからとまだ先だが、2022/2023シーズンから芸術パートナーに就任、首席指揮者としての実質的な活動をスタートさせる。首席指揮者のポストは、2018年にダニエレ・ガッティがセクシャル・ハラスメントで電撃解任されてから空席になっていた。
マケラは1996年生まれの26歳。第8代首席指揮者就任時でも31歳という若さながら、2020/2021シーズンからノルウェーのオスロ・フィルハーモニー管弦楽団に首席指揮者を務め、2022/2023シーズンからパリ管弦楽団の音楽監督に就任する。
昨年、クラシックの名門レーベル「デッカ」がリッカルド・シャイー以来約40年ぶりに指揮者と専属契約を結んだことで話題を集め、この3月にシベリウス全集をリリースしてレコード・デビューしている。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団へのデビューは2020年9月。その後、客演を続け、ハンブルクとレイキャビクへのツアーも指揮している。
写真:Oslo Philharmonic / Marco Borggreve
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アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管の第8代首席指揮者にクラウス・マケラ
2022/06/10
【最終更新日】2022/06/14
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