英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」の年次賞のノミネート・アルバムが発表された。年次賞は全部で7部門あり、前年の「BBCミュージック・マガジン」のレビュー欄で5つ星を取ったアルバムから選考委員が各部門3枚ずつ選び、オンラインでの一般投票で賞が決まる。2020の投票は2月16日まで。
オーケストラ部門
ヴァインベルク:交響曲第2番/第21番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
クメレラータ・バルティカ
バーミンガム市交響楽団(指揮:ミルガ・グラジニーテ=ティーラ)
コルンゴルト:交響曲 嬰ヘ短調/主題と変奏/シュトラウシアーナ
シンフォニア・オブ・ロンドン(指揮:ジョン・ウィルソン)
ルトスワフスキ:交響曲第1番/第4番/ヴェネツィアの遊び
フィンランド放送交響楽団(指揮:ハンヌ・リントゥ)
協奏曲部門
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)
タングルウッド音楽祭合唱団男声セクション
ボストン交響楽団(指揮:サカリ・オラモ)
シューマン/サン=サーンス/グリエール:ホルンと管弦楽のための作品集
マルクス・マスクニッティ(ホルン)
ロイヤル・ストックホルム・フィル(指揮:サカリ・オラモ)
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲Op.33/マルティヌー:ピアノ協奏曲第4番「呪文」
イーヴォ・カハーネク(ピアノ)
バンベルク交響楽団(指揮:ヤクブ・フルシャ)
オペラ部門
プッチーニ:歌劇《妖精ヴィッリ》=初稿版からのリコルディ再構築版による世界初録音
エルモネラ・ヤオ、アルセン・ソゴモニアン、ブライアン マリガン、オペラ・ララ・コーラス、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:マーク・エルダー)
パーセル:歌劇《アーサー王》
アンナ・デニス、マイリ・ローソン、ローワン・ピアース、キャロリン・サンプソン、他
ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ(指揮:ポール・マクリーシュ)
グノー:《ファウスト》=1859年版
ベンジャミン・ベルンハイム、ヴェロニク・ジャンス、アンドルー・フォスター=ウィリアムズ、フランダース放送合唱団、他
レ・タラン・リリク(指揮:クリストフ・ルセ)
声楽部門
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
レア・デザンドル(メゾ・ソプラノ)
ル・コンセール・ダストレ(指揮:エマニュエル・アイム)
「恋の相手は」19世紀フランスの管弦楽伴奏歌曲集
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン)
ル・コンセール・ドゥ・ラ・ロージュ(指揮:ジュリアン・ショーヴァン)
ヤナーチェク:歌曲集《消えた男の日記》/歌によるモラヴイア民俗詩
ニッキー・スペンス(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
ヴィクトリア・サメク(クラリネット)
合唱部門
バッハ一族のカンタータ集
ヴォクス・ルミニス(指揮:リオネル・ムニエ)
ヘンデル:ブロッケス受難曲=レオ・ドゥアルテによる新校訂版
エリザベス・ワッツ、ロバート・マレイ、コーディー・クアトルバウム
エンシェント室内管弦楽団(指揮:リチャード・エガー)
ガブリエル・ジャクソン:主イエス・キリストの受難=新作世界初録音
エマ・トリング、ガイ・カッティング、
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団
オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア(指揮:ベンジャミン・ニコラス)
室内楽部門
フランク:ヴァイオリン・ソナタ、他
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
キャロライン・ショウ:《オレンジ》
アタッカ四重奏団
ヴェレシュ:弦楽三重奏曲/バルトーク:ピアノ五重奏曲
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)
カタリン・コカーシュ(ヴィオラ)
アレクサンダー・ロングヴィヒ(ピアノ)
器楽部門
『バッハ・トゥ・ザ・フューチャー』
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)
Ars longa~16世紀から現代までのテオルボのための作品集
エリザベス・ケニー(テオルボ)
ショスタコーヴィチ:前奏曲&ピアノ・ソナタ集
アンドレイ・ググニン(ピアノ)
写真:BBC Music Magazine Award
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