アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウがリベンジへ、来年5月に「マーラー・フェスティバル」

2020/05/21

オランダの名ホールとして知られるコンセルトヘボウがリベンジを狙っている。来年5月、「マーラー・フェスティバル」を行うと発表した。

コンセルトヘボウはこの5月8日から17日にかけ、ホールゆかりの作曲家マーラーの交響曲全曲を演奏する「マーラー・フェスティバル」を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止されていた。ヨーロッパの名だたるオーケストラを集まる予定だった。

2021年のフェスティバルは2021年5月18日から23日に行われる。今回は1番から6番だけで、後期の交響曲は改めて。

今年のフェスティバルに組み込まれていたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の出演、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団は後期の交響曲のために温存された格好(!)。

日程と出演するオーケストラ、指揮者は以下の通り。

18日
交響曲第5番
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 / ファビオ・ルイージ


19日
交響曲第1番
香港フィルハーモニー管弦楽団 / ヤープ・ファン・ズヴェーデン


20日
交響曲第4番 / 大地の歌
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 / ワレリー・ゲルギエフ


21日
交響曲第6番
ロンドン交響楽団 / サイモン・ラトル


22日
交響曲第3番
バイエルン放送交響楽団 / ヤクブ・フルシャ


23日
交響曲第2番《復活》
イヴァン・フィッシャー / ブダペスト祝祭管弦楽団


写真:Het Concertgebouw


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