ザルツブルグ発 〓 モーツァルト週間が2024年の公演ラインナップを発表、テーマは「モーツァルトとサリエリ」

2023/05/24

誕生日1月27をはさみ、生誕地オーストリア・ザルツブルグで行われているモーツァルト週間(Mozartwoche)が2024年の公演ラインナップを発表した。2024年のテーマは「モーツァルトとサリエリ」で、1月24日から2月4日までの開催。

最大の話題は演奏会形式で上演されるオペラ《皇帝ティートの慈悲》。フェルゼンライトシューレで行われる公演で、ジョルディ・サヴァール率いるコンセール・デ・ナシオンが出演、2019年から芸術監督を務めるテノール歌手のローランド・ヴィラゾンによる演出が加わる。

客演するオーケストラはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、カメラータ・ザルツブルグ、モーツァルテウム管弦楽団、アンドラーシュ・シフが指揮するカペラ・アンドレア・パルカ、ヨーロッパ室内管弦楽団、バーゼル室内管弦楽団、デンマーク室内管弦楽団など。

ウィーン・フィルの演奏会は3回で、ヨアナ・マルヴィッツ、ラハフ・シャニ、アンドレス・オロスコ=エストラーダが起用される。マルヴィッツはオペラ《フィガロの結婚》序曲、イゴール・レヴィットとのピアノ協奏曲、シューベルトの交響曲第8(9)番というプログラムが組まれている。

また、シャニはアンネ・ソフィー・ムター、ミヒャエル・バレンボイムを起用したヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲とベートーヴェンの交響曲第5番《運命》。オロスコ=エストラーダは交響曲32番、ソル・ガペッタを起用したハイドンのチェロ協奏曲、オペラ《劇場支配人》序曲とサリエリのオペラ《はじめに音楽、次に言葉》を指揮する。

写真:Stiftung Mozarteum / Wolfgang Lienbacher


  もっと詳しく ▷

  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 ジョナサン・ミラー(85)英国の演出家

  2. ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルがネット上で「マーラー・デジタル・フェスティバル」

  3. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  4. 東京発 〓 東京都交響楽団が首席客演指揮者のアラン・ギルバートとの契約を延長

  5. リューベック発 〓 リューベック歌劇場の音楽総監督にシュテファン・ヴラダー

  6. ロンドン発 〓 ルプーが引退へ

  7. ベルリン発 〓 指揮者のロビン・ティチアーティが任期切れ前の2025年の夏で退任、ベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督を

  8. 東京発 〓 クラシック音楽の専門誌「レコード芸術」が7月号で休刊、70年超の歴史に幕

  9. フランクフルト発 〓 ドイツの歌劇場再開は6月以降

  10. プラハ発 〓 プラジャーク・クヮルテットが2021年に解散

  11. ストックホルム発 〓 アラン・ギルバートがスウェーデン王立歌劇場の音楽監督に

  12. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーの総監督にペリン・リーチ

  13. ベルリン発 〓 州立オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、バレンボイムの後任は発表されず

  14. ハンブルク発 〓 ハンブルク交響楽団がマルタ・アルゲリッチとの公演をライブ配信

  15. ベルリン発 〓 州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。