フランスの作曲家、ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)が26日、パリで亡くなった。86歳だった。20世紀後半のフランス映画音楽界を代表する存在で、代表作にジャック・ドゥミ監督と共に手掛けた『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』、『華麗なる賭け』、『おもいでの夏』、『栄光のル・マン』、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』など。
生まれはパリ。父が指揮者、作曲家のレイモン・ルグラン、姉が歌手のクリスチャンヌ・ルグランという音楽一家で育つ。パリ国立高等音楽院に進み、ナディア・ブーランジェに師事。1950年代から伴奏者、編曲者として売れっ子となり、マイルス・デイビス、レイ・チャールズ、フランク・シナトラ、エディット・ピアフと仕事を重ねた。
携わったテレビ・映画音楽は200超。1969年の映画『華麗なる賭け』で初のアカデミー賞。その後も、1972年には『おもいでの夏』の音楽、1984年には『愛のイエントル』と受賞を重ねた。アカデミー賞は3回、グラミー賞を5回、カンヌ映画祭音楽賞を2回、ゴールデン・グローブ賞を1回受賞している。
写真:https://www.facebook.com/MichelLegrandComposer/
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訃報 〓 ミシェル・ルグラン(86)フランスの作曲家
2019/01/27
【最終更新日】2023/02/16
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