ロンドン発 〓 ロンドン・フィルの次期首席指揮者にエドワード・ガードナー

2019/07/26
【最終更新日】2023/04/27

英国を代表するオーケストラの一つ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(London Philharmonic Orchestra)の次期首席指揮者がエドワード・ガードナー(Edward Gardner)に決まった。2007/2008シーズンから首席指揮者を務めてきたウラディーミル・ユロフスキの後任で、任期は2021/2022シーズンから5年。

ガードナーは2015年からはノルウエーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めており、任期は2021/2022シーズンで切れる。1967年にベルナルト・ハイティンクを迎えてからずっと外国人指揮者が首席指揮者に就いており、英国人の指揮者を迎えるのは約半世紀ぶり。

ガードナーは1974年、英国グロスターの生まれ。ケンブリッジ大学、王立音楽院で学んだ後、ハレ管弦楽団のマーク・エルダーの副指揮者、グラインドボーン音楽祭の巡回公演音楽監督などを経て、2006年にイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督(-2015)に就任。その間、バーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者(2011-2016)も務めている。

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を初めて指揮したのは2003年で、その後、オーケストラがピットに入るグラインドボーン音楽祭の公演で共演を重ねてきたという。

写真:BBC


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ハンブルク発 〓 州立歌劇場の次期音楽総監督にオメール・メイア・ヴェルバー、ケント・ナガノの後任

  2. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表、クラウス・マケラと全米ツアー

  3. テルアビブ発 〓 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏会を再開

  4. ロンドン発 〓 王立音楽院がパッパーノ、カウフマンに名誉博士号

  5. ロンドン発 〓 ユロフスキ指揮の《ニーベルングの指環》通し上演を断念、ロンドン・フィル

  6. ウィーン発 〓 国立歌劇場も3月いっぱい閉鎖

  7. シカゴ発 〓 米国の音楽サイトがシカゴ響の次期音楽監督を予想、マリン・オールソップら6人の名前

  8. チューリッヒ発 〓 チューリッヒはワクチン証明か、その場での検査陰性で入場可

  9. ロンドン発 〓 ソプラノのヨンチェヴァがウィグモアホールへの出演をツイッターで訂正

  10. エバンストン発 〓 原田慶太楼に2023年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者賞」

  11. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク復活祭音楽祭が過去の公演をストリーミング配信

  12. ローマ発 〓 ローマ歌劇場の次期音楽監督にミケーレ・マリオッティ

  13. ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表

  14. 訃報 〓 カミル・マリネスク(55)ルーマニアの指揮者

  15. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がアイーダ・ガリフッリーナの出演をキャンセル

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。