米国のホルン奏者デヴィッド・クーパー(David Cooper)がシカゴ交響楽団の首席奏者に就任した。クーパーは2016年末のオーディションを経て、2010年から空席になっていたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者に就任したが、1年余りで突然退団した。
クーパーはカーティス音楽院を卒業後、2011年にダラス交響楽団に第3ホルンとして入団、2013年から首席ホルンを務めていた。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団退団後は古巣のダラス交響楽団に復帰していたが、今回の移籍でダラス交響楽団は退団するという。
シカゴ交響楽団には2018/2019シーズンもゲスト奏者として客演しており、音楽監督のリッカルド・ムーティやベルナルト・ハイティンクのコンサートで首席ホルンを務めている。この6月、名古屋フィルハーモニー交響楽団に客演してグリエールの《ホルン協奏曲》を演奏、日本でも健在ぶりを披露していた。
写真:Chicago Symphony Orchestra
シカゴ発 〓 デヴィッド・クーパーがシカゴ交響楽団の首席ホルンに
2019/08/04
【最終更新日】2023/11/17
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