ウィーン発 〓 ウィーン響の第一コンサート・マスターにダリボル・カルヴァイ

2019/11/15
【最終更新日】2019/11/16

ウィーン交響楽団(Vienna Symphony Orchestra)の新しい第一コンサート・マスターにスロヴァキアのヴァイオリニスト、ダリボル・カルヴァイ(Dalibor Karvay)が就任した。10月に定年で退団したヤン・ポスピヒャル(Jan Pospichal)の後任。

カルヴァイはスロヴァキアのヴルトゥキ生まれの34歳。ジリナ音楽院で学んだ後、国立ウィーン音楽演劇大学でボリス・クシュニールに師事した。2003年のティボール・ヴァルガ・シオン国際ヴァイオリンコンクール、2008年のダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・ コンクールでの優勝など、華々しい受賞歴を誇る。

また、2003年には、ウィンザー城で行われたチャールズ皇太子のコンサートに招かれ、チェロのムスティスラフ・ロストロポーヴィチと共演している。小澤征爾が創設した音楽講習会「スイス国際アカデミー」にも参加。ブラティスラヴァ在住で、ウィーン私立音楽芸術大学の教授を務めている。

写真:daliborkarvay.com


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