ウィーン楽友協会(Wiener Musikverein)総裁を長く務めてきたトーマス・アンギャン(Thomas Angyan)が2020年6月末で退任することになった。協会は1812年の設立された団体で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地として知られる楽友協会ホールの運営を行っている。アンギャンは1988年に事務総長に就任し、年間の公演数を約600公演に増やすなど、協会の“中興の祖”として知られる。後任はフランクフルトのアルテ・オパーの総監督を務めているステファン・ポーリー(Stephan Pauly)。
ポーリーは1972年、ケルン生まれ。ミュンヘンとローマで哲学、神学、演劇とオペラを学んだ。バイエルン放送の広報、バイエルン州立歌劇場のアウグスト・エファーディングのアシスタント、ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座などの制作スタッフを経て、2002年にザルツブルクの国際モーツァルテム財団の総監督に就任。2012年、フランクフルトのアルテ・オパーの総監督に就任した。
写真:Alten Oper Frankfurt
ウィーン発 〓 楽友協会のトーマス・アンギャン総裁が退任
2019/04/04
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