ロンドン北部ハンプステッド近郊にあるAIR社(Associated Independent Recording)の録音スタジオ「リンドハースト・ホール」が売りに出されたことが明らかになった。「リンドハースト・ホール」は1991年、「5人目のビートルズ」と言われた名物プロデューサーで、AIR社の創業者ジョージ・マーティン(George Martin)が誕生させた世界最大級のスタジオ。元々は教会だった建物を改造したもので、マイケル・ジャクソン、ポリス、デュラン・デュラン、スティービー・ワンダー、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズといった大物アーティストの録音に使われて輝かしい歴史を刻んできた。また、300メートル四方という広い録音スペースにオーケストラが入るため、映画音楽のオーケストラ録音でも多用されてきた。話題を集めた映画「Score=邦題:素晴らしい映画音楽たち」にも、関係者の「幽霊が出るらしい」という解説付きで登場する。米国の「ビルボード」誌などの報道によると、96チャンネルの世界最大のレコーディング・コンソール「Neve 88R」をはじめとする録音・編集機材だけで400万ドル(4億円強)の価値があるという。
写真:Associated Independent Recording
ロンドン発 〓 世界最大級の名物録音スタジオ売却へ
2018/05/09
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