指揮者のズービン・メータ(Zubin Mehta)が13日、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との“さよならコンサート”をテルアビブのヤーコン公園で行った。メータはこの10月で終身音楽監督を退任することが決まっている。
メータのとオーケストラの関係は1968年、メータが音楽顧問に就任して始まった。1977年に音楽監督、1981年には終身音楽監督となり、関係は50年を超える。1991年の湾岸戦争時には、ニューヨーク・フィルハーモニックとの予定をすべてキャンセル、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団による無料演奏会の指揮のためイスラエル入りするなど深い関係が続いてきた。
この日はオペラ・ガラ・コンサートで、ソプラノのメアリー・エリザベス・ウィリアムズ、メゾ・ソプラノのオレシャ・ペトロワ、テノールのグレゴリー・クンデらが出演。コンサート終了後、テルアビブのロン・フルダイ市長がメータに花束を贈り、「インド生まれのメータ氏はイスラエル国家の歴史の一部となっており、イスラエルの文化生活の宝石である」と感謝の言葉を述べている。
写真:Israel Philharmonic Orchestra / Hanoch Grizitzky
テルアビブ発 〓 メータがイスラエル・フィルと“さよならコンサート”
2019/07/24
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