8日夜に行われたロシアのピアニスト、グリゴリー・ソコロフ(68)のリサイタルで、演奏中に雨漏りが客席を襲った。この日のプログラムは、前半がハイドンのピアノ・ソナタ32、47、49番で、49番も終わり掛けのところで天井からの雨漏りが客席を襲った。その直撃を受けた聴衆の多くが退席したが、ソコロフはそのまま演奏を続けたという。休憩時間にモップ掛けが行われたこともあってそこから聴衆は会場に戻り、後半はシューベルトの即興曲集第3番。その後、アンコールで6曲演奏されたが、その4曲目にショパンの《雨だれ》が入った。それがソコロフの茶目っ気で選ばれたかどうか定かではない。
写真:Salzburger Festspiele / Marco Borrelli
ザルツブルク音楽祭 〓 ソコロフのリサイタル中に祝祭大劇場の天井から雨漏り
2018/08/10
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