サンディエゴ発 〓 エド・デ・ワールトがサンディエゴ響の首席客演指揮者に

2019/01/12

エド・デ・ワールト(Edo de Waart)がカリフォルニア州のサンディエゴ交響楽団の首席客演指揮者に就任することになった。任期は次シーズンから3年間。デ・ワールトは1941年、アムステルダム生まれの78歳。現在は米国ウィスコンシン州在住。世界の主要オーケストラのほとんどすべてを指揮している他、バイロイト、ザルツブルク音楽祭にも出演している。オーケストラを育て上げることに長けている「オーケストラ・ビルダー」として知られ、これまで数多くのオーケストラの音楽監督、首席指揮者を務め、その数は現役の指揮者の中で最多とも言われるほど。2016年からはニュージーランド交響楽団の音楽監督を務めている。

これまで歴任してきた主なポストは以下の通り。ロッテルダム・フィルの音楽監督(1973 – 1985)、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督(1977 – 1985)、ミネソタ管弦楽団の首席指揮者(1986 – 1995)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1989 – 2004)、シドニー交響楽団の首席指揮者(1995 – 2004)、ネーデルラント・オペラの首席指揮者(1999 – 2004)、香港フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督(2004 – 2012)、ミルウォーキー交響楽団の音楽監督(2009 – 2016)、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(2011 – 2016)。

写真:Bach Cantatas Website


関連記事

  1. ザルツブルク発 〓 ゲルギエフが《シモン・ボッカネグラ》を指揮して現場復帰

  2. モスクワ発 〓 指揮者のクルレンツィスにギリシャ政府がフェニックス勲章

  3. ワルシャワ発 〓 もう一つの「ショパン・コンクール」創設

  4. バイロイト音楽祭 〓 ゲルギエフが《タンホイザー》の指揮をキャンセル、代役にティーレマン

  5. トゥールーズ発 〓 キャピトル劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表

  6. エカテリンブルク発 〓 新ホールはザハ・ハディッド事務所のデザインを採用

  7. ウィーン発 〓 ルネ・パーペにオーストリア宮廷歌手の称号

  8. 上海発 〓 イスラエル・フィルの中国公演がキャンセル

  9. ボローニャ発 〓 ダニエレ・ガッティがモーツァルト管弦楽団の音楽監督に

  10. ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭 〓 次期音楽監督にジョージ・ペトロウ

  11. パリ発 〓 フルートのゴールウェイにフランス政府から芸術文化勲章

  12. 訃報 〓 ゲルト・ザイフェルト(88)ドイツのホルン奏者

  13. ブダペスト発 〓 イヴァン・フィッシャーが失明の危機だったと告白

  14. ワシントン発 〓 作曲家フィリップ・グラスがケネディ・センター名誉賞を受賞

  15. ブダペスト発 〓 復帰進むデュトワが《青ひげ公の城》を指揮

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。