サンパウロ交響楽団(São Paulo Symphony Orchestra)の次期音楽監督がティエリー・フィッシャー(Thierry Fischer)に決まった。2012年から音楽監督を務めてきたマリン・オールソップの後任で、任期は2020年3月から。フィッシャーは2017年から首席客演指揮者を務めていた。サンパウロ交響楽団は1954年の創設で、南米屈指の名門オーケストラ。
1957年、ザンビア生まれのスイス人。フルート奏者として音楽としてのキャリアをスタートさせ、オーレル・ニコレに師事。その後、ハンブルク州立歌劇場、チューリヒ歌劇場、ヨーロッパ室内管弦楽団の首席フルート奏者として活動した後、指揮者に転身した。その後、ニコラウス・アーノンクール、クラウディオ・アバドの下で研鑽を積んだ。
これまでにアルスター管弦楽団(2001-2006)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(2006~2012)の首席指揮者を歴任。日本でも2008年~2011年に名古屋フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者(現在も名誉客演指揮者)を務めている。2009年からはユタ交響楽団の音楽監督。
写真:Thierry Fischer@ThierryFischerconductor
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サンパウロ発 〓 サンパウロ交響楽団の次期音楽監督にティエリー・フィッシャー
2019/08/04
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