米国のアトランタ交響楽団(Atlanta Symphony Orchestra)が音楽監督を務めるナタリー・シュトゥッツマン(Nathalie Stutzmann)との契約を延長した。シュトゥッツマンは2022/2023シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期は3年延びて2028/2029シーズン終了までとなる。
シュトゥッツマンはフランス・シュレンヌ生まれの60歳。ソプラノ歌手だった母親の指導を受けて歌の世界に進み、ナンシー音楽院卒業後はパリ国立オペラの付属学校で研鑽を積んだ。1988年の「ベルテルスマン国際声楽コンクール」で優勝、その後、コントラルト歌手として国際的に活躍した。
指揮活動は2008年からスタート。2018年からノルウェーのクリスチャンサン交響楽団の首席指揮者(ー2023)を務めた他、アイルランドのRTÉ国立交響楽団の首席客演指揮者(2017ー2020)、米国のフィラデルフィア管弦楽団の首席客演指揮者(2021ー2024)も務めた。
2023年にはモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》と《魔笛》指揮してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場にデビュー。その夏には、ワーグナー《タンホイザー》を指揮してドイツのバイロイト音楽祭にもデビュー。音楽祭では2024年に再び《タンホイザー》を指揮している。
写真:Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / Astrid Ackermann
アトランタ発 〓 音楽監督のナタリー・シュトゥッツマンとの契約を延長、アトランタ響
2025/11/08
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