米国のボルチモア交響楽団(Baltimore Symphony Orchestra)が音楽監督を務めるジョナサン・ヘイワード(Jonathon Heyward)との契約を延長した。ヘイワードは任期5年で2023/2024シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期はさらに3年間、2030/2031シーズンまで伸びる。
ヘイワードはサウスカロライナ州チャールストン生まれの33歳。アフリカ系アメリカ人として初めて、米国トップ10のオーケストラの一角を占めるオーケストラの音楽監督に就任した。オーケストラ108年の歴史上、最年少の音楽監督でもある。
ボストン音楽院、ロンドンの王立音楽院で学んで指揮者デビュー。2015年のフランス・ブザンソン国際青年指揮者コンクールで優勝している。マンチェスターのハレ管弦楽団のアシスタント指揮者を経て、2021年から2024年までドイツのヘルフォルトを拠点とする北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた。
また、タイム誌の「次世代リーダー」、ブルームバーグの「注目すべき人物」に選出されており、2023年からはリンカーン・センターで「サマー・フォー・ザ・シティ・フェスティバル=かつてのモーストリー・モーツァルト・フェスティバル」を展開している座付きオーケストラの音楽監督と芸術監督を務めている。
写真:bsomusic.org
ボルチモア発 〓 ボルチモア響が音楽監督のジョナサン・ヘイワードとの契約を延長
2025/10/23
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