ロンドン発 〓 グラモフォン・アワード2018決定

2018/09/01

英国のクラシック音楽専門誌「グラモフォン」による「グラモフォン・アワード2018=Gramophone Classical Music Awards」が8月31日に発表された。賞は1977年の創設で、前年1年の録音が対象。10部門あり、クラシック音楽界で最も権威のある賞の一つ。「グラモフォン」誌の批評家などを中心に、放送局や音楽業界のさまざまなメンバーによって選出されている。9月13日にロンドン市内で行われる授賞式は「medici.tv」がライブ・ストリーミングで配信する。

Chamber Award
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番、他
パヴェル・ハース四重奏団、ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)、パヴェル・ニクル(ヴィオラ)

Choral Award
シュニトケ:悔悛の詩編、ペルト:マニフィカト、他
カスパルス・プトニンシュ(指揮)、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団

Concerto Award
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)、ハンヌ・リントゥ(指揮)、フィンランド放送交響楽団

Contemporary Award
デュサパン:弦楽四重奏曲第6番, 第7番
アルディッティ弦楽四重奏団、パスカル・ロフェ(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

Early Music Award
ピーターハウスのパートブックの音楽第5巻
スコット・メトカーフ(指揮)、ブルー・ヘロン(ヴォーカル・アンサンブル)

Instrumental Award
ブラームス:3つの間奏曲、6つの小品、他
アルカーディ・ヴォロドス(ピアノ)

Opera Award
ベルリオーズ:オペラ《トロイ人》
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、マイケル・スパイレス(テノール)、マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)、マリアンヌ・クレバッサ(メゾ・ソプラノ)、ジョン・ネルソン(指揮)、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、ライン国立歌劇場合唱団、バーデン州立歌劇場合唱団

Orchestral Award
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、レ・シエクル(管弦楽)、アンサンブル・エデス(合唱)

Recital Award
アジタータ……法悦と官能のイタリア・バロック ~オペラ作曲家たちのアリアとカンタータ~
デルフィーヌ・ガルー(アルト)、オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)、アカデミア・ビザンチナ(管弦楽)

Solo Vocal Award
秘め事……フランスの歌
マリアンヌ・クレバッサ(メゾ・ソプラノ)、ファジル・サイ(ピアノ)

写真:Askonas Holt

    詳しくはこちら ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 メータが「オペルンバル」の指揮をキャンセル

  2. ハンブルク発 〓 州立歌劇場が2019/2020シーズンの上演ラインナップを発表

  3. ウィーン発 〓 ズービン・メータがウィーン・フィルをキャンセル

  4. マドリード発 〓 サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルのホールが「テレサ・ベルガンサ・オーディトリアム」に

  5. ウィーン発 〓 ルネ・パーペにオーストリア宮廷歌手の称号

  6. ヘルシンキ発 〓 フィンランド放送響の次期首席指揮者に英国のニコラス・コロン

  7. ウィーン発 〓 イシュトヴァーン・ヴァルダイがハインリヒ・シフの後任に

  8. ザルツブルク音楽祭 〓 2019年から「キューネ財団」が最大のスポンサーに

  9. ザルツブルク音楽祭 〓 ベルギーの若手歌手が「夜の女王」の代役で大成功

  10. ブエノスアイレス発 〓 バレンボイムが聴衆に我慢できず演奏中断

  11. ニューヨーク発 〓 ワーナー・クラシックスが世界初のベルリオーズ作品全集

  12. 東京発 〓 クス・カルテットが日本音楽財団の「パガニーニ・クァルテット」使って演奏会

  13. アムステルダム発 〓 ガッティがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と和解

  14. パリ発 〓 フランス放送フィルのコンサートマスターに韓国出身のパク・ジユン

  15. バイロイト音楽祭 〓 来年2019年にアブダビと東京に引っ越し公演

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。