ウィーンのフォルクスオーパー(Volksoper)が芸術監督を務めるオランダの演出家ロッテ・デ・ベア(Lotte de Beer)との契約を延長した。ベアは2022年からその任にあり、最初の任期切れに伴って公募が行われ、そこにベア含めて13人の応募があったが、ベアとの契約延長が全会一致で決定されたという。今回の契約更改で任期は2032年まで延びる。
デ・ベアはオランダ南部アイントホーフェン生まれの42歳。マーストリヒトで歌とピアノを学んだ後、アムステルダム芸術大学で演劇、演出を専攻した。2009年の卒業後、鬼才演出家ペーター・コンヴィチュニーの下で研鑽を積んでデビュー。目下、ヨーロッパを中心に活動の場を広げている。
2015年に英国の「国際オペラ・アワード」の「新人賞」を受賞。2016年には、アン・デア・ウィーン劇場の《真珠採り》でオーストリア音楽劇場賞の「最優秀演出家」にノミネートされた。2020年には「国際オペラ・アワード」の「演出家賞」にノミネートされている。
写真:ORF / David Payr
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ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが芸術監督のロッテ・デ・ベアとの契約を延長
2024/06/27
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