ロングボロー・オペラ(Longborough Festival Opera)が2019年の音楽祭のラインアップを発表した。イングランド南西部で6月から8月初めにかけて行われている音楽祭は、ワーグナーの《ニーベルングの指環》の上演で知られており、今年から新しいチクルスに切り替わる。今年は《ラインの黄金》、2020年に《ワルキューレ》、2021年に《ジークフリート》、2022年に《神々の黄昏》の予定。2023年には通し上演が行われる。
新しいチクルスの演出を手掛けるのは、ロイヤル・オペラ・ハウスで演出助手を務めてきたエイミー・レーン(Amy Lane)。ロイヤル・オペラ・ハウスの《ワルキューレ》、《神々の黄昏》の新制作に関わっているという。第1弾として登場する《ラインの黄金》は、今年の音楽祭自体の開幕を飾る。指揮は音楽祭の音楽監督を務めるアントニー・ニーガス。マーク・ストーン、ダレン・ジェフリー、マーク・ル・ブロック、マデリン・ショウ、サイモン・ワイルディングが出演する。
音楽祭の共同創設者であるマーティン・グラハム、リジー・グラハム夫妻は今年、国際ワーグナー協会から「レジナルド・グッドオール賞=Reginald Goodall賞」を授与された。昨年はニーガスが受賞しており、2年連続の受賞。今年の音楽祭で《ラインの黄金》以外に上演されるのは、ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》、カヴァッリ《カリスト》。
Longborough Festival Opera
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ロングボロー・オペラ 〓 今年から新しい「リング・チクルス」がスタート
2019/03/07
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