バイロイト音楽祭 〓 2019年のスケジュールを発表

2018/08/30

8月29日に閉幕したバイロイト音楽祭が来年2019年のスケジュールを発表した。《ニーベルングの指環》4部作の新制作は2020年に予定されており、2019年も上演はない。会期は7月25日から8月28日。2019の新制作は25日の音楽祭の開幕を飾る《タンホイザー》のみで、新選出を手掛けるのはトビアス・クラッツァー。タンホイザー役はステファン・グールド。この公演を指揮するワレリー・ゲルギエフが音楽祭デビューを果たす。《タンホイザー》以外に上演されるのは、《パルジファル》、《ローエングリン》、《トリスタンとイゾルデ》。28日の《トリスタンとイゾルデ》で音楽祭は閉幕する。

2019年は作曲家の息子ジークフリート・ワーグナーの生誕150周年とその息子のウォルフガング・ワーグナーの生誕100年が重なる節目の年。ウォルフガングの誕生日は開幕前日の7月24日で、記念行事も計画されている。また、音楽祭については、2018年の音楽祭が閉幕した時点で、クリスティアン・ティーレマンは2000年の音楽祭デビューから通算164公演を指揮したことになり、それまでの161公演を指揮していたダニエル・バレンボイムの記録を抜いたという話題もある。

写真:bayreuther-festspiele / Kay Herschelmann

    詳しくはこちら ▷


関連記事

  1. ロッシーニ・オペラ・フェスティバル 〓 2019年の音楽祭の概要を発表

  2. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管の代役続々

  3. 第2回「スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」はスペインのマリア・ドゥエニャスが優勝

  4. バルセロナ発 〓 カタリーナ・ワーグナーがリセウ劇場《ローエングリン》を演出

  5. ロンドン発 〓 サカリ・オラモがBBC交響楽団との契約を2022年まで延長

  6. ベルガモ発 〓 ドニゼッティ・オペラ・フェスティバルが公演ラインナップを発表

  7. PMF 〓 ゲルギエフ指揮で2020年にオペラを上演

  8. バイロイト音楽祭 〓 来年2019年にアブダビと東京に引っ越し公演

  9. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がラインナップ発表、“Nightly Met Opera Streams”の第13週、第14週

  10. プラハ発 〓 2019年の「オペラリア」はプラハで開催

  11. ザルツブルク音楽祭 〓 2018年の夏の音楽祭のプログラムを発表

  12. ブレゲンツ音楽祭 〓 2021年、2022年はホモキ演出の《蝶々夫人》

  13. インスブルック古楽音楽祭 〓 2019年はオペラ3作品を上演

  14. ルートヴィヒスブルク音楽祭 〓 音楽祭が閉幕、クローザーはズーカーマン

  15. バルセロナ発 〓 バルセロナ交響楽団、2018/2019シーズンのコンサート・スケジュールを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。