月刊音楽祭
2018/08/06 【最終更新日】2018/08/17
「ミュンヘン・オペラ・フェスティバル」を締め括った最大の話題作。演出はオランダ国立オペラの芸術監督を長く務め、今年からエクス=アン=プロヴァンスの総裁を務めるピエール・アウディ。舞台美術が「さかさま絵画」で知られ、2004年の世界文化賞を受賞している現代美術家ゲオルグ・バゼリッツ。パルジファルのカウフマン以下、当代を代表する「ワーグナー歌い」が集結した。モノトーンの舞台上で歌手達がそれぞれ強烈な存在感でぶつかり合い、ペトレンコがオーケストラから厚みのある深々とした美しい響きを紡ぎ出して絶賛を浴びた。第3幕最後のオーケストラの音が消えると凄まじい拍手が巻き起こり、拍手とブラボーが交錯。ミュンヘン名物の足踏みが怒濤の如く鳴り響いた。カーテンコールではオーケストラのメンバーからステージのペトレンコに一斉に花が投げられる一幕も。 初日:6月28日 … ナツィオナル劇場 [演出]ピエール・アウディ [出演]ヨナス・カウフマン(パルジファル) クリスティアン・ゲルハーヘル(アムフォルタス) ルネ・パーペ(グルネマンツ) ニーナ・シュテンメ(クンドリ) ウォルフガング・コッホ(クリングゾル) [指揮]キリル・ペトレンコ [演奏]バイエルン国立歌劇場管弦楽団
写真:Bayerische Staatsoper / Wilfried Hösl 音楽祭のサイトへ ▷
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