ブリュッセルにあるモネ劇場(ベルギー王立劇場)がモーツァルト《魔笛》で2018/2019シーズンの幕を明けた。今回の《魔笛》はロメオ・カステルッチが新演出を手掛けた新作。カステルッチは夏のザルツブルク音楽祭でリヒャルト・シュトラウス《サロメ》の新演出を手掛けて話題沸騰。今回も夜の女王が住む世界はロココ調の宮廷のような仕立ての、白い色彩で彩られた幻想的な世界。その一方、ザラストロの宮殿が刑務所(?)に置き換えられたり、ミルクを登場させてキーワードにする斬新な演出で話題をさらっており、モネ劇場のスタートダッシュに大きく貢献している。2002-2008年に大野和士が音楽監督を務めたこともあるモネ劇場の、2018/2019シーズンのラインナップは以下の通り。
9月18日 – 10月4日:モーツァルト《魔笛》
11月6日 – 11月17日:ヤナーチェク《死者の家から》
12月9日 – 12月23日:ドニゼッティ《ドン・パスクワーレ》
1月29日 – 2月12日:ポンキエッリ《ラ・ジョコンダ》
3月8日 – 3月20日:グレイ《フランケンシュタイン》
3月25日 – 3月26日:ストラヴィンスキー《道楽者のなりゆき》=コンサート・スタイル
4月2日 – 4月5日:マイアベーア《悪魔のロベール》=コンサート・スタイル
5月2日 – 5月19日:ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》
6月11日 – 6月29日:リムスキー=コルサコフ《サルタン皇帝》
写真:La Monnaie
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ブリュッセル発 〓 モネ劇場が好スタート、2018/2019シーズンが開幕
2018/10/03
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