米国ヒューストン・グランド・オペラが、韓国出身の女性指揮者キム・ウンソン(金恩宣)を首席客演指揮者に招くことを決めた。キムは1980年、ソウル生まれで、延世大学、シュトゥットガルト音楽大学で学び、2008年の「ヘスス・ロペス・コボス国際オペラ指揮者コンクール」で優勝。それをきっかけにマドリードのテアトロ・レアルでロペス・コボスのアシスタント指揮者となり、本格的にオペラ指揮者として活動を始めた。現在は欧米の歌劇場で活躍の場を広げてきている。
ヒューストン・グランド・オペラは、米国で5番目の規模を誇るオペラ・カンパニー。ホームグランドの「ワーサム劇場」は2017年8月下旬のハリケーン「ハーヴィー」による洪水で浸水、現在は他の劇場を使って公演を続けている。再開場は9月26日の予定。30年前の劇場開場時、ヴェルディ《アイーダ》が記念公演として上演されたが、そこに出演していたプラシド・ドミンゴが再開場を祝い、ガラ・コンサートを行うことになっている。
写真:arsis-artists / Nikolaj Lund
ヒューストン発 〓 ヒューストン・グランド・オペラが首席客演指揮者にキム・ウンソン
2018/05/19
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