ベルギーのコロラトゥーラ・ソプラノ歌手、ジョディ・デヴォスが14日、乳がんのためパリで亡くなった。35歳だった。
ベルギー南部リブラモン=シュヴィニー生まれで、ナミュール音楽・教育学院、ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、2014年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位と聴衆賞など受賞多数。国際クラシック音楽賞（ICMA）では「ヤング・タレント・アーティスト・オブ・ザ・イヤー2015」に選ばれている。
パリ国立オペラ座やオペラ・コミック、ワロン王立歌劇場を中心にしながら、活躍の場を広げていた。初のソロ・アルバム『オッフェンバック・コロラチュール』がフランスの音楽誌「ディアパゾン・ドール賞」、英国の音楽誌「グラモフォン」の「エディターズ・チョイス賞」を受賞するなど、今後の活躍が期待されていた。
写真：Marco Borggreve
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