イタリアの指揮者スペランツァ・スカップッチ(Speranza Scappucci)にフランス政府から「芸術文化勲章シュヴァリエ=Chevalier des Arts et desLettres」が贈られることになった。
「芸術文化勲章」は1957年に創設されたフランス文化省が運用する名誉勲章。芸術・文学 の領域での創造、普及でフランスに功績のあった人に贈られている。叙勲は20日にロズリーヌ・バシュロ=ナルカン文化大臣が発表した。
スカップッチはローマ生まれの48歳。ジュリアード音楽院とローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業。ヨーロッパの主要な歌劇場でオペラを指揮、2017/2018シーズンからベルギー東部リエージュのワロン王立オペラの音楽監督を務めている。
今後、パリ国立オペラ、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場へのデビューも予定されている。日本でも、「東京・春・音楽祭」に客演を重ねている他、18日に初日を迎えた《ルチア》を指揮して新国立劇場にデビューしたばかり。
写真:speranzascappucci.com
パリ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチにフランスの「芸術文化勲章シュヴァリエ」
2021/04/21
【最終更新日】2023/03/10
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