トリノ発 〓 RAI国立交響楽団の首席指揮者にミケーレ・マリオッティ

2026/02/14

イタリアのRAI国立交響楽団(Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI)が次期首席指揮者にミケーレ・マリオッティ(Michele Mariotti)を迎えると発表した。任期は2026/2027シーズンから3年間。

RAI国立響はイタリア国営放送RAI(ライ)傘下にあり、1994年にローマ、ミラノ、トリノ、ナポリにあったオーケストラを統合して誕生、現在はトリノを本拠地にしている。マリオッティは3年の任期を満了して退任するアンドレス・オロスコ=エストラーダの後任で、初のイタリア人首席指揮者となる。

マリオッティはイタリア・ペーザロに近いウルビーノ生まれの46歳。ペーザロのロッシーニ音楽院で作曲を学び、2005年にサレルノのヴェルディ劇場でロッシーニ《セビリアの理髪師》を指揮してオペラ指揮者としてデビューした。

その後、2008年から2018年にかけてボローニャ歌劇場の音楽監督、2022年からはローマ歌劇場の音楽監督を務め、先日の契約更改で任期は2029/2030シーズン終了まで延長された。妻はロシア出身のソプラノ歌手オルガ・ペレチャッコ。

RAI国立響デビューは2011年で、レッジョ・エミリアで行われたイタリア統一150周年記念コンサートを指揮した。以後、毎年客演。2024年にはオーケストラを率いてロッシーニ・オペラ・フェスティバルで新制作の《エルミオーネ》を指揮、その年のイタリア音楽評論家協会の年間最優秀パフォーマンス賞を受賞している。


写真:Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 レナーテ・ホルム(90)オーストリアのソプラノ歌手

  2. ドレスデン発 〓 ザクセン州政府がティーレマンと契約延長せず、シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者は2024年まで

  3. ロンドン発 〓 パーヴォ・ヤルヴィがロンドン・フィルの次期首席指揮者兼芸術顧問に

  4. 訃報 〓 ヘルムート・フロシャウアー(85)オーストリアの指揮者

  5. 訃報 〓 ヒルデ・ザデク(101)ドイツのソプラノ歌手

  6. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・フィルの音楽監督にダニエル・ハーディング、ドゥダメルの後任

  7. ボン発 〓 若手指揮者のヨエル・ガムゾウが活動の半分を新作初演に当てる新しいオーケストラを創設

  8. オスロ発 〓 ノルウェー国立歌劇場が2027年から新しい《ニーベルングの指環》の上演をスタート

  9. モスクワ発 〓 スヴェトラーノフ記念ロシア国立響の芸術監督に39歳のフィリップ・チシェフスキー

  10. ミュンヘン発 〓 ソプラノのニーナ・シュテンメにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  11. ミュンヘン発 〓 ズービン・メータが12月と1月のバイエルン州立オペラ《こうもり》の指揮をキャンセル

  12. 東京発 〓 新国立劇場が4月10日からストリーミング配信を開始

  13. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  14. オビエド発 〓 スペインのアストゥリアス公国州響の音楽監督にポルトガルの指揮者ヌーノ・コエーリョ

  15. クリーヴランド発 〓 クリーヴランド管が空席だったコンサートマスターにデイヴィッド・ラジンスキ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。