フランスのリール国立管弦楽団(Orchestre national de Lille)が次期音楽監督に米国の指揮者ジョシュア・ワイラースタイン(Joshua Weilerstein)を迎えると発表した。任期はこの秋、2024/2025シーズンから。
ワイラースタインはニューヨーク州ロチェスター生まれの36歳。父はクリーヴランド弦楽四重奏団創設時のヴァイオリン奏者であったドナルド・ワイラースタイン、母はピアニストのヴィヴィアン・ホーニック・ワイラースタインという音楽一家で育ち、姉のアリサもチェロ奏者として活動している。
ボストンのニューイングランド音楽院でヴァイオリンをルーシー・チャップマンに、指揮をヒュー・ウルフから学び、2009年のマルコ国際指揮者コンクールで優勝。2011年から2015年まで音楽監督のアラン・ギルバートの下、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のアシスタントを務めた。
2014年からはスイスのローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督・首席指揮者を務め(-2021)、2023/2024シーズンからはデンマークのオールボー交響楽団の首席指揮者を務めている。リールはフランス北部の都市で、ベルギーと国境を接するオー=ド=フランス地域圏の首府。
写真:BBC / Chris Christodoulou
リール発 〓 リール国立管の次期音楽監督にジョシュア・ワイラースタイン
2024/03/06
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