東京都交響楽団(Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra)が新たなコンサートマスターに水谷晃(Akira Mizutani)を迎えると発表した。任期は2024年4月1日からで、都響はこれでソロ・コンサートマスターの矢部達哉(Tatsuya Yabe)、コンサートマスターの山本友重(Tomoshige Yamamoto)のコンサートマスター3人体制となる。
水谷は1986年、大分市の生まれ。桐朋学園大学を首席で卒業。在学中に「ウェールズ弦楽四重奏団=Verus String Quartet」の結成に参加、2008年の「ミュンヘン国際音楽コンクール=Internationaler Musikwettbewerb der ARD」で第3位入賞した。2010年に群馬交響楽団コンサートマスターに国内最年少で就任した。
その後、2013年4月から2023年3月まで東京交響楽団コンサートマスター。2018年からはオーケストラ・アンサンブル金沢の客員コンサートマスターを兼任してきた。また、母校の桐朋学園大学で後進の指導に当たっている。
都響は水谷にとって、師の故・小林健次がコンサートマスターを務めたゆかりのオーケストラ。小林との出会いが音楽家をめざすきっかけになったと語っており、「ここで弾かせていただけますことを運命的に感じております」とコメントしている。
写真:Music Dialogue / Ryosuke Yagi
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東京発 〓 都響の新たなコンサートマスターに水谷晃
2024/04/04
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