ダニエル・バレンボイムが現地時間の4日夜、自身のSNSを通じて当面の演奏活動の休止を発表した。それによると、ここ数ヶ月で体調が悪化、深刻な神経症と診断され、今はできるだけ体の調子に気を配る必要があるという。休止期間は数ヶ月に及ぶという。
バレンボイムはこの11月15日で80歳。この2月の脊椎手術の後、現場復帰とキャンセルを繰り返している。長く音楽監督を務めるベルリン州立オペラでは、80歳の誕生日を記念して《ニーベルングの指環》を新制作したが、2日に初日を迎えた公演の指揮も断念、代役をクリスティアン・ティーレマンらに託している。
SNSへの投稿でバレンボイムは「私は人生のすべてを音楽の中で、音楽を通して生きてきたし、健康が許す限りそうし続けたい。振り返ったとき、そして前を向いたとき、私は満足するだけでなく、深い充足感を得ることができます」と復帰への強い意欲をみせている。
写真:Staatskapelle Berlin
ベルリン発 〓 バレンボイムが当面の演奏活動の休止を発表
2022/10/05
【最終更新日】2022/10/06
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