ソプラノ歌手アウシュリネ・ストゥンディーテ(Aušrinė Stundytė)が15日、急きょ代役としてロイヤル・オペラのリヒャルト・シュトラウスの《エレクトラ》に出演、劇場デビューを飾った。2月5日に初日を迎えるプッチーニ《トスカ》に出演して劇場デビューすることが決まっていたが、一足早いお披露目となった。
出演は「体調不良のため」降板したニーナ・シュテンメの代役。今回の《エレクトラ》は新制作のプロダクションで、クリストフ・ロイが新演出を手掛けている。指揮はアントニオ・パッパーノで、歌手陣はカリタ・マッティラ、サラ・ヤクビアク、ウカシュ・ゴリンスキ、チャールズ・ワークマンらという顔ぶれ。
ストゥンディーテはリトアニアの首都ビリニュスの生まれ。リトアニアの音楽アカデミーで学んだ後、2ライプツィヒの音楽・演劇大学に留学した。その後、ケルン市立オペラの専属歌手を経て国際舞台で活躍を続けている。
2020年にはザルツブルク音楽祭にエレクトラを歌ってデビュー。その後、ハンブルク州立オペラ、アントワープ歌劇場、ウィーン国立歌劇場でも歌うなど、彼女にとっては当たり役の一つ。
写真:Salzburger Festspiele / Bernd Uhlig
ロンドン発 〓 アウシュリネ・ストゥンディーテが代役で《エレクトラ》に出演、前倒しでロイヤル・オペラにデビュー
2024/01/17
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。