訃報 〓 ミヒャエル・ギーレン, ドイツの指揮者

2019/03/09

指揮者のミヒャエル・ギーレン(Michael Gielen)が8日、91歳で亡くなった。2014年に指揮活動からの引退を発表していた。欧米各地のオーケストラを指揮、明晰なアプローチでオーケストラから鮮烈なサウンドを引き出すその手腕で知られ、オペラから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇る。1927年、ドレスデンの生まれ。演出家のヨーゼフ・ギーレンを父に持ち、ナチスの台頭で1940年に家族全員でアルゼンチンのブエノスアイレスに移住。現地で哲学、ピアノ、音楽理論、作曲を学び、1947年からブエノスアイレスのテアトロ・コロンのコレペティターを務めた。

ヨーロッパに戻ったのは1950年。それから1960年までウィーン国立歌劇場の練習指揮者を務める。その後、ストックホルム王立歌劇場の音楽監督(1960-1965)、ベルギー国立管弦楽団首席指揮者(1969-1973)を務めた。1977年にはフランクフルト歌劇場の音楽総監督に就任。1979年にシュレーカーのオペラ《烙印を押された人々》の復活上演を手掛け、その後、ヨーロッパ口で上演されるきっかけを作った。退任後もシンシナティ交響楽団の音楽監督(1980-1986)、南西ドイツ放送交響楽団(1986-1999)の首席指揮者を歴任した。

写真:SWR


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