ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭(Salzburger Pfingstfestspiele)の中止が決まった。今年は5月29日から6月1日の日程で行われる予定だった。音楽祭が6日に発表した。
決定は新型コロナウイルスの感染拡大対策に対する政府の決定に従ったもの。オーストリアでは、クルツ首相が6日、正常化に向けたタイムテーブルを発表している。
それによると、個人経営のような小さな店舗の再開が4月14日から認められる。続いて、5月1日から美容院などの再開が認められ、5月中旬にはレストランやカフェなどの再開が認められる。一方、大規模なイベントなどの開催は6月末まで認められない。
ザルツブルク音楽祭の聖霊降臨祭は1972年、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンによって創設されたもの。メゾ・ソプラノ歌手のチェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)が2012年から芸術監督を務めている。今年は新演出の《ドン・パスクワーレ》が上演され、バルトリやハヴィエル・カマレナなどの出演が予定されていた。
写真:Salzburger Festspiele / Julia Stix
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ザルツブルク発 〓 聖霊降臨祭音楽祭が開催中止を発表
2020/04/07
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