ライプツィヒ発 〓 市立歌劇場の次期音楽総監督にクロアチアのイヴァン・レプシッチ

2023/11/16
【最終更新日】2024/02/06

ライプツィヒ市立歌劇場(Oper Leipzig)の次期音楽総監督にクロアチアのイヴァン・レプシッチ(Ivan Repušić)を迎えると発表した。レプシッチの任期は2025/2026シーズンから。歌劇場は2009年からウルフ・シルマーが長く芸術監督・音楽監督を務めた後、2022/2023シーズンからはクリストフ・ゲッショルトが音楽総監督に就任、レプシッチはその後任となる。

レプシッチはクロアチア・イモツキ生まれの45歳。首都ザグレブの音楽アカデミーで学んだ後、2005年に母国のザダル室内管弦楽団の首席指揮者を務めるかたわら、ヨルマ・パヌラ、ジャンルイジ・ジェルメッティの元で研鑽を積み、その後、大野和士、ドナルド・ラニクルズのアシスタントを務めた。

その後、クロアチア国立スプリット劇場の指揮者(2006-2008)、ドイツのハノーファー州立歌劇場の音楽総監督(2016-2019)、ドゥブロヴニク音楽祭の音楽監督(2010-2012)などを歴任。2017年からはミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者を務めている(2026年夏まで)。また、2024/2025シーズンからはワイマール国民音楽団(ワイマール・シュターツカペレ)の首席指揮者に就任することも決まっている。

写真:Arhiva Dubrovackih Ljetnih


関連記事

  1. 訃報 〓 カルロ・フランチ(91)イタリアの指揮者

  2. ハンブルク発 〓 州立歌劇場が新制作の《マノン》をストリーミング配信

  3. ミラノ発 〓 スカラ座もゲルギエフを解任、《スペードの女王》の指揮は27歳のティムール・ザンギエフに交代

  4. レイキャビック発 〓 アイスランド響の首席指揮者兼芸術監督にソプラノ歌手、指揮者として活躍するバーバラ・ハンニガン

  5. ロンドン発 〓 ウィグモアホールが新しいリサイタル・シリーズを無料でストリーミング配信

  6. ボーンマス発 〓 ボーンマス響の首席客演指揮者にマーク・ウィッグルスワース

  7. ミュンヘン発 〓 補償の必要ないとミュンヘン市政府の法律顧問、ゲルギエフ解任で

  8. マールボロ発 〓 マールボロ音楽祭が開催を断念

  9. ミラノ発 〓 カウフマンがスカラ座の新シーズンの開幕を飾るヴェルディ《運命の力》を降板

  10. 訃報 〓 レオン・フライシャー(92)米国のピアニスト

  11. オスロ発 〓 ノルウェー室内管の次期芸術監督にヴァイオリニストのペッカ・クーシスト

  12. デュッセルドルフ発 〓 作曲家メンデルスゾーンの銅像の修復工事終了

  13. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《トリスタンとイゾルデ》を31日にライブ・ストリーミング

  14. リューベンスク発 〓 リムスキー=コルサコフが亡くなった旧居が焼失

  15. ルートヴィヒスハーフェン発 〓 ラインラント=プファルツ州立フィルが首席指揮者のマイケル・フランシスとの契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。