音楽祭「バイロイト・バロック」が3日、バイロイトの辺境伯歌劇場(Markgräfliches Opernhaus)で幕を開けた。2000年から2009年まで行われていたバロック・オペラを取り上げる音楽祭を復活させたもの。
開幕を飾ったのは、ポルポラのオペラ《カルロ・ディ・カルヴォ》。音楽祭の芸術監督を務めるカウンターテナーのマックス・エマヌエル・ツェンチッチ(Max Emanuel Cencic)が演出を手掛け、ユリア・レージネヴァ、フランコ・ファジョーリ他が出演している。指揮はジョージ・ペトロウ。
辺境伯歌劇場は1748年の開場で、バロック様式の傑出した美しさで知られ、2012年にはユネスコ(UNESCO)の世界遺産に登録されている。ただ、音楽祭では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、490席の客席うち200席だけを使うという。
音楽祭は13日まで。教会などでも公演が予定され、ジョイス・ディドナート、ジョルディ・サヴァールなどが客演。最終日に辺境伯歌劇場でヴィンチのオペラ《ポーランド王ジズモンド》をコンサート形式で上演して幕を閉じる。
写真:Bayreuth Baroque
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バイロイト・バロック 〓 音楽祭開幕、ポルポラのオペラ《カルロ・ディ・カルヴォ》で
2020/09/07
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