ミュンヘン発 〓 ミュンヘン市長もゲルギエフに“最後通牒”、ロシアのウクライナ進攻めぐり

2022/02/26

ドイツ・ミュンヘンのディーター・ライター市長が25日、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるワレリー・ゲルギエフに対し、ロシアのプーチン大統領と距離を取ることを要求したと、ドイツのメディアが報じた。市長は期限を設けており、それが行われない場合には解任すると伝えているという。

オーケストラも、市長の動きをSNSで公表している。市長はゲルギエフに対し、自分の立場を明確にし、プーチン大統領によるウクライナに対する侵略戦争からも明確に距離を置くように要求、明確に非難するよう促している。

「ゲルギエフが月曜日までにここに明確に身を置いていない場合、彼はもはや私たちのフィルハーモニーの主任指揮者であり続けることはできません」と述べており、要求が実行されない場合は解任も辞さずの姿勢。

ゲルギエフの首席指揮者就任は2015年。その前年の2014年、ロシアがウクライナ領だったクリミア半島を併合した時、併合を求める芸術家たちの署名に加わっている。そのため、プーチン大統領の政策を公式に支持していると見なされ、今回の武力侵攻をめぐって非難を浴びている。次のコンサートは3月17日。

写真:Münchner Philharmoniker


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