韓国出身のヴァイオリニスト、イ・ジユン(Jiyoon Lee)が、ダニエル・バレンボイム率いるベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターに迎えられることになった。彼女は昨年9月から試用メンバーとして演奏に加わっており、1日に行われたヴァイオリン部門による投票は全会一致だったという。イは1992年、ソウル生まれの25歳。韓国の国立芸術大学で学んだ後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に進み、コーリャ・ブラッハーに師事。米国のタングルウッド音楽祭、スイスのヴェルビエ音楽祭などにも参加しており、2013年のダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した後、2014年のインディアナポリス・ヴァイオリン・コンクール、2015年のエリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞、2016年のカール・ニールセン国際音楽コンクールで第1位を獲得している。ドイツ音楽財団(Deutsche Stiftung Musikleben)からC. F. ランドルフィが貸与されており、既に欧米のさまざまなオーケストラと共演を重ねている。この5月には、コルンゴルトとニールセンのヴァイオリン協奏曲を録音したアルバムも発売される(共演はクリスティーナ・ポスカ指揮のオーデンセ交響楽団)。
ベルリン発 〓 イ・ジユンがベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターに
2018/05/04
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