ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)がリトアニア出身の女性指揮者、ミルガ・グラジニーテ=ティーラ(Mirga Gražinytė-Tyla)と専属契約を結んだ。ドイツ・グラモフォンが女性指揮者と契約を結ぶのは史上初という。グラジニーテ=ティーラは1986年、リトアニアのヴィリニュス生まれの32歳。グラーツ、チューリヒなどで学び、2012年に「ネスレ – ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワード」を受賞。2016年からアンドリス・ネルソンスの後任としてバーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めている。昨年、契約を延長し、2021年まで任期が伸びたばかり。
デビュー・アルバムは5月にリリースされる予定で、ポーランドの作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルク(Mieczysław Wajnberg)の作品集になるという。ヴァインベルクは1919年生まれで(1996年没)、2019年に生誕100周年を迎える。ナチス・ドイツが設けた「ワルシャワ・ゲットー」の犠牲者に捧げられた交響曲第21番《カディッシュ》と初期の交響曲第2番がアルバムに収められるという。録音には手兵のバーミンガム市交響楽団の他、クレメラータ・バルティカとヴァイオリニストのギドン・クレーメルが参加しているという。
写真:City of Birmingham Symphony Orchestra / Chris Christoudolou / BBC
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ハンブルク発 〓 ドイツ・グラモフォンが史上初めて女性指揮者と専属契約
2019/02/01
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