ハンガリーのチェロ奏者イシュトヴァーン・ヴァルダイ(32)がハインリヒ・シフ(1951-2016)の後任として、ウィーン国立音楽・映劇大学(University of Music and Performing Arts Vienna)の教壇に立つことになった。ヴァルダイは1985年、ハンガリー南西部ペーチ(クロアチアとの国境に近い、ハンガリー第五の都市)生まれ。12歳で首都ブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学、2005年にウィーン国立音楽・演劇大学に進んだ。2007年のチャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、2008年の第63回ジュネーヴ国際音楽コンクールと2014年のミュンヘンのARDコンクールで優勝と、華麗なコンクール歴を誇る。権威のあるクラシックウェブサイト「バッハトラック」が発表した「2016年に最も多忙なミュージシャン」でチェロ部門の第1位。使っている楽器は1673年製ストラディバリウスで、過去にジャクリーヌ・デュプレ、リン・ハレルが使用していた。
写真:Harrison Parrot
ウィーン発 〓 イシュトヴァーン・ヴァルダイがハインリヒ・シフの後任に
2018/11/01
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