イタリアのフィレンツェ歌劇場(フィレンツェ市立5月劇場)が空席になっている音楽監督にダニエレ・ガッティ(Daniele Gatti)を迎えると発表した。任期は2026年から3年間。ガッティについては2021/2022シーズンからズービン・メータの後任として音楽監督に就任すると発表されていたが、当時のアレキサンダー・ペレイラ総裁の突然の辞任で正式就任が見送られていた。
ガッティはミラノ生まれの63歳。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1996-2009)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者(2016ー2018)、ローマ歌劇場の音楽監督(2018ー2021)を歴任。2024年からドレスデンのザクセン州立歌劇場の音楽総監督を務めている。
また、ミラノ・スカラ座の音楽監督を2025/2026シーズンで退任するリッカルド・シャイーの後任として最有力視されていた。しかし先月、ミョンフン・チョンが後任に決定。これを受けてガッティは、2026年4月に上演される新制作のドビュッシー《ペレアスとメリザンド》の指揮を降板、その後の契約の一時停止を発表している。
写真:Semperoper Dresden
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フィレンツェ 〓 ダニエレ・ガッティがフィレンツェ歌劇場の音楽監督に

2025/06/13
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