ザンクト・ペルテン発 〓 トーンキュンストラー管の次期首席指揮者にファビアン・ガベル、佐渡裕の後任

2023/06/14

オーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団(Tonkünstler-Orchester Niederösterreich)がフランスの指揮者ファビアン・ガベル(Fabien Gabel)を迎えると発表した。2015年からその任にある佐渡裕の後任で、任期は2025/26シーズンから4年間。

トーンキュンストラー管は1907年の創立。1945年からニーダーエースターライヒ州立のオーケストラとなり、州都ザンクト・ペルテンを拠点に活動、グラフェネック音楽祭のレジデンツ・オーケストラなどを務めている。

ガベルは1975年、パリ生まれの47歳。欧米の主要なオーケストラに客演を重ねており、2012年から2021年までカナダのケベック交響楽団の首席指揮者を務めている。トーンキュンストラー管には2019年に初めて客演。その後、定期的に客演しており、最近では2023年4月に指揮台に立っている。

写真:BBC Symphony Orchestra / Sisi Burn


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