ウィーン発 〓 ウィーン響の首席指揮者にペトル・ポペルカ、アンドレス・オロスコ=エストラーダの後任

2023/06/10

ウィーン交響楽団(Wiener Symphoniker)が首席指揮者にチェコの指揮者ペトル・ポペルカ(Petr Popelka)を迎えると発表した。任期は2024/2025シーズンから5年間。前任のアンドレス・オロスコ=エストラーダは就任から1年半で突然退任している。

ポペルカは1986年、プラハ生まれの37歳。プラハとドイツのフライブルク音楽院でコントラバスを学んだ後、2010年にドレスデン・シュターツカペレ(ザクセン州立歌劇場管弦楽団)に入団、副首席奏者として活動した。オーケストラは2019年で退団、その後、パーヴォ・ヤルヴィ、ヤープ・ファン・ズヴェーデンらに師事して指揮者に転身した。

その後、2020/2021シーズンからノルウェー放送管弦楽団の首席指揮者を務めてきた他、2022/2023シーズンからプラハ放送交響楽団の首席指揮者・音楽監督。また、2021/2022シーズンからチェコのオストラヴァを本拠地とするヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者も務めている。

写真:Prague Radio Symphony Orchestra / Vojtech Brtnicky


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 東京発 〓 新国立劇場が6月、7月の公演中止を発表

  2. 訃報 〓 ブラムウェル・トーヴィー(69)英国の指揮者

  3. ロンドン発 〓 フィルハーモニア管の次期首席指揮者にサントゥ=マティアス・ロウヴァリ

  4. ドレスデン発 〓 バリトン歌手のハンス=ヨアヒム・ケテルセンがザクセン州立オペラの名誉会員に

  5. 台北発 〓 ニューヨーク・フィルが初夏にズヴェーデンと台湾、中国ツアー

  6. 東京発 〓 第34回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門に米国のトランペッター、ウィントン・マルサリス

  7. ウィーン発 〓 来年の「ニューイヤー・コンサート」は史上初の無観客で

  8. サクラメント発 〓 ホログラムで再現されたマリア・カラスがオーケストラと共演

  9. ロンドン発 〓 感染力強い新型コロナウイルスの変異種の感染拡大

  10. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ロンドン発 〓 ウィグモアホールが新しいリサイタル・シリーズを無料でストリーミング配信

  12. 訃報 〓 ペーター・マスース(74)オランダのトランペット奏者、コンセルトヘボウ管弦楽団の元首席奏者

  13. タリン発 〓 エストニア国立響の次期音楽監督にオラリー・エルツ

  14. ニューヨーク発 〓 米国のエンタメ・サイト、メトロポリタン歌劇場の次シーズンをスクープ !?

  15. ザルツブルク音楽祭 〓 ハンガリーのガボール・カリ、第9回「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。