スウェーデン・エーテボリ歌劇場が18日、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》の新演出を手掛けていたドイツの演出家のペーター・コンヴィチュニー(1945 – )を降板させると発表した。欧米の報道によると、降板の原因は、コンヴィチュニーがオーケストラ・メンバーに怒鳴ったこと。これにオーケストラの組合が抗議、劇場はそれを受け入れ、降板を決めたという。事件が起きたのは、前日17日夜のリハーサルの時。演出中のコンヴィチュニーがトランペット奏者に対し、音を出さないよう求めたにもかかわらず演奏を止めなかったことから、その奏者に声を荒げたという。コンヴィチュニーは19日、劇場側の対応について納得していない旨を、地元のラジオ局を通じて表明している。
写真:Mitteldeutsche Rundfunk
エーテボリ発 〓 エーテボリ歌劇場がコンヴィチュニーを解雇
2018/04/21
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