マドリード発 〓 サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルのホールが「テレサ・ベルガンサ・オーディトリアム」に

2018/09/30

スペインのサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにあるコンサートホールが27日、スペインが生んだメゾ・ソプラノを称えるため、「テレサ・ベルガンサ・オーディトリアム」と改名した。マドリード市議会の要請。サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルはマドリード市から50キロ、アバントス山の斜面に広がる街。街にはフェリペ2世が父カルロス5世の追悼のため建設したサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院王室御用邸がある(1984年にユネスコの世界遺産に登録)。

ベルガンサは1935年、マドリードの生まれ。マドリード音楽院でピアノと声楽を学び、1957年のエクス=アン=プロヴァンス音楽祭でモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》のドラベッラ役を歌ってオペラの初舞台を踏んだ。その後、ミラノ・スカラ座をはじめ、欧米の主要なオペラハウスを席巻。知的な音楽的アプローチ、蠱惑的な舞台姿、素晴らしい歌唱で多くの聴衆を魅了した。1992年にはセビリア万国博覧会、バルセロナ・オリンピックの開会式で歌い、1994年にはスペイン王立芸術アカデミー会員に女性で初めて選出された。2014年からは、フランスとの国境の街パンティコサの音楽祭にマスタークラスを開講、若い才能の指導に当たっている。

写真:Festival Internacional de Panticosa Tocando el Cielo


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