ケルン放送管弦楽団(WDR Rundfunkorchester Köln)は、常任指揮者のウェイン・マーシャル(Wayne Marshall)が2020年で退任すると発表した。マーシャルは2014/2015シーズンから常任指揮者を務めていた。ケルン放送管弦楽団は西部ドイツ放送協会(WDR)所属オーケストラの一つで、創設は1947年。WDRはもう一つ、ケルンWDR交響楽団(WDR Sinfonieorchester Köln)を持ち、そちらはシリアスなプログラムを専門にしているが、こちらはクラシックからポップスまで幅広いレパートリーの演奏を手掛けている。
マーシャルは1961年、英国生まれ。ロンドンの王立音楽院卒業後、ウィーン国立音楽・演劇大学で学び、オルガン、ピアノ、指揮までこなすマルチ・ミュージシャンとして活躍している。1995年にはサイモン・ラトル率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の野外コンサート「ヴァルトビューネ」で共演。その模様が衛星放送で世界中に放映されて不動の人気を確立。2007年からミラノのミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の指揮者も務めていた。
写真:WDR / Herby Sachs
ケルン発 〓 ケルン放送管弦楽団、常任指揮者ウェイン・マーシャル退任へ
2018/10/24
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